ジャニーズ最後の日

こんな日を迎えるなんて。

誰が想像してたんだろう。

今日をむかえてもなお、未だに消化しきれていないわたしは、前向きな言葉で今日を締めくくれそうにないけど、今日という日を噛み締めておきたいから、記録として残しておく。

 

 

わたしはジャニーズ事務所を好きでいるつもりはない。

別にジャニーズだから好きになるわけでもない。

でも、わたしが好きになったのは"ジャニーズの"菊池風磨くんだ。

 

 

オタクにとって推しは夢だ。

好きな気持ちだけで推しているわけじゃない。

推しに夢を抱き、夢を託している。

つまり推しの夢はオタクの夢でもある。

 

 

風磨くんは夢を持ってジャニーズに応募し、夢が叶ってジャニーズになった。そういう人だ。

風磨くん自身がジャニーズとしての夢を掲げ、1つ1つ叶えていく。そんな姿を見て、わたしの中の好きは大きくなっていく。

 

風磨くんが嵐を見て、ジャニーズに夢見てから今日まで。いくつの夢が叶ったんだろう。いくつオタクの夢を叶えたんだろう。

 

風磨くんには夢を叶える力がある。すごくある。びっくりするぐらいある。でもその夢の根幹には大きく大きくジャニーズという存在があったんじゃないかと思う。わたしが見ている風磨くんはジャニーズというブランドに対して誇りを持っていた。そんな人からジャニーズを奪うことがどういうことか。本人の気持ちなんて想像もできないけど、わたしだったら1つのアイデンティティを失ったような喪失感を感じると思う。だって、夢だったんだから。

 

永遠なんてないなんてわかっている。

ここ数年痛いぐらいに突きつけられてきた現実。

それでも、風磨くんには生涯ジャニーズであってほしいと願っていた。

それが本人の意図しない形で、今日で終わってしまう。

 

 

事務所がどうのこうのはおいといて、やっぱりジャニーズというエンターテイメントは、最高に輝いていて最高に幸せな魔法だった。

そんな魔法が今日解ける。

 

 

もちろん。

明日からも変わらず風磨くんを好きでいる。

だけど、わたしが好きになったのはジャニーズが大好きなジャニーズの菊池風磨くんであることをこれからもちゃんと覚えておきたい。

 

 

ジャニーズの菊池風磨くんへ

ジャニーズとしてデビューしてくれてありがとう

ジャニーズとして24時間テレビのメインパーソナリティーをしてくれてありがとう

ジャニーズとして帝国劇場の主演をしてくれてありがとう

ジャニーズとして東京ドームに立ってくれてありがとう

 

最後の最後にジャニーズとしてGP帯のドラマに主演できたことも、最後の最後の日にジャニーズとして冠番組が放送されることも、全部全部、風磨くんがジャニーズとして重ねてきた努力の賜物だ。オタクとしてこんなに嬉しいことはない。

 

 

冒頭で、ジャニーズ事務所を好きでいるつもりはないと言ったけど、感謝はしている。

ジャニーズだから好きになるわけではないと言ったけど、ジャニーズは大好きだ。

 

 

しばらくはスッキリしないと思うけど、色褪せることのない思い出と感情と功績を胸に、新たなエンターテイメントを待ちわびる。

 

 

show must go on