Sexy Zoneと呼べる最後の日

ChapterⅡ in DOME

それは、わたしたちがSexy Zoneと叫べる最後の場所となりました。

 

 

 

 

 

このChapterⅡのドーム公演が決まった日、アリーナツアー横アリ公演初日。

この日はまだ、いろいろニュースで報道こそあれど、いろんなあれこれが発表される前で、こんなにも意味のあるドーム公演になるなんて、誰も思ってなかったよね。

 

 

 

10月に12年間一緒に歩んできたSexy Zoneという名前を改名すると発表されて、わたしはあまり受け入れられてはいませんでした。故人の件が発端ではないこと、名前が原因で仕事が白紙になってしまったこと、ちゃんと説明してくれたけど、寂しい気持ちを超えての納得感は得られていませんでした。

 

 

 

そんな中、ドーム公演はSexy Zoneの名前のままでいくことがわかり、たぶんこれがSexy Zoneと呼べる最後になる、後悔のないようにめいいっぱいSexy Zoneと呼ぼう、叫ぼうと心に決めました。

 

 

 

少し話は変わり、わたしはSexy ZoneのライブだとずっとSTAGEが1番好きで、あのときの衝撃を忘れられないでいます。

STAGEの初日に入ったとき、全部に衝撃を受けて、楽しくて、嬉しくて、エモーショナルで、中盤の段階でもう疲れたって思ったのを今でも鮮明に覚えています。終わったあとの充実感と、溢れる愛と、誰かに共有したい気持ちと、なぜか達成感まで感じていました。

SZ10THも去年の初めてのドームも、他のどのライブも大好きだけど、(10周年とか初ドームとかの)エモさを抜かしたら、圧倒的にSTAGEが1番好きでした。

そんなSTAGEと同じ衝撃をこのChapterⅡ in DOMEでは感じたんです。

12月2日。初日。きっとわたしはこの日の衝撃も一生忘れません。まだやるのか!?と感じたのは久しぶりでした。

人生遊戯で始まるのも、ここ最近お決まりになっている女装演出かと思いきやのボーイ衣装なのも、突然なロイヤリティあるシャンパンコールも、三浦徳子先生メドレーかと思うメドレーも、予告なしのワィワィハワイも、マリウスのソロ曲をみんなで歌っちゃうあたりも、Sexy Zoneで過去の映像を並べることも。全部に感情が動かされて、笑って泣いて、本当に体力が尽きそうで最後の方はへとへとでした(笑)

なにより、Timelessをセットリストに入れてくること、最後のマリウスのパートを他Sexyに割り振ることなくマリウスの映像を使うことで、この公演をSexy Zone5人の公演にしたことも。全部全部、衝撃で、全てが愛でした。

グッズのライブフォトブックでふうまくんはこのドーム公演をお祭りと表現していました。わたしが想像するお祭りライブって嵐のアラフェスとエイトの○○祭なんですが、ふうまくんの創ったライブは、お祭りというよりもSexy Zoneとしての思い出のアルバムなんだとわたしは感じました。

そして、改名に対して納得していないと言っていたわたしは、この日、納得どころかそもそも現実味を帯びていなかったのだと気づかされました。この日、この公演で、Sexy Zoneという名前が変わってしまうことの現実をわたしは実感させられます。

 

だって、ふうまくん、Timelessを歌いながら零れ落ちそうなくらい涙をためているんだもん。

本人たちにとってもSexy Zoneとしての最後のライブであって、本人たちにとってもSexy Zoneという名前がなくなってしまうことはとても寂しいことなんだと、これでもかというぐらいに伝わってきました。

だから、Sexy Zoneと呼べる最後の日まで、一瞬一瞬を大事にしようと強く感じました。

 

 

 

12月26日。ドーム公演最終日。

わたしたちがSexy Zoneを直接Sexy Zoneと呼べる最後の日。

この日は朝から泣きそうでした。ドキドキしてそわそわして。目の前に来ている"最後"を迎えたくなくて、"最後"を迎えてしまったときの自分が想像できなくて、ひとりでこの12年間を振り返ったりしていました。

そもそも、脱退するわけでもなく、解散するわけでもないこの状況で、ここまでの感情を抱いていることもなんだか不思議な気もするけれど、それ程、「名前が変わる」ということは大きな出来事であって、ひとつの区切りとなることなのだと、SNSでワイワイ言っている人たちにも理解してもらいたい。

会場に入ってからは言うまでもなくひたすら泣いていました。

スタッフさんからのサプライズの案内が表示されたとき、Sexy Zoneはこんなにも周りの人たちから愛されているのだと、その愛を感じる瞬間に自分も立ち合えるのだと、この上ない幸せが溢れ出ました。

そしてそのサプライズが、そもそもはふうまくんが他Sexyのために用意したものだったとわかった今、ふうまくんへの信頼と大好きが止まりません。けんとくんがいるから隠れてしまっているけど、ふうまくんってロマンティストだよね。ふうまくんがこんなにもSexy Zoneが大好きなこと、愛で溢れている人だということ、もっともっと沢山の人に知ってもらいたいです。

 

最終日のけんとくんの挨拶を忘れてはいけません。

Sexy Zoneという名前が好きだと、5人に出会えてよかったと、最年長のけんとくんが言うことに意味があったとわたしは思っています。おそらく納得のいくデビューではなかったけれど、この12年の間に、Sexy Zoneはちゃんとけんとくんの居場所になり、かけがえのないものになった。その事実をけんとくんの声と言葉で聞けたことは、わたしがSexy Zoneを好きでいるこの12年間にもすごく意味がついた気がします。12年間ずっと見てきたけど、けんとくん、どんどん、どんどん、柔らかい笑顔をするようになったね。

わたしは皆さんご存知ふまけんオタクなので、挨拶の中でけんとくんがふうまくんの名前を呼んだこと、絶対一生忘れません。もちろん、今回でふうま呼びに戻ったなんて思っていません。このタイミングだから、あの場所だったから、だからふうま呼びができたんだと思います。でも、きっとすごく意味を込めて"ふうま"って呼んだんだと思うんです。そう思いたい。だってちょっとためてふうまって呼んだときのけんとくんの表情はとても柔らかくて優しい笑顔だったから。

ここでふうまくんへの思いとか、いろんなこれまでのことがけんとくんの中でもブワーッって溢れ出たんじゃないかな。だからこそのあのRUNのエンドレス背中合わせだと思っています。

大サビ入る前のふまけんパート、いつもいつも背中合わせをしていたわけじゃなかったはずです。ふまけんの背中合わせって阿吽の呼吸なのかな。あのとき、けんとくんは完全に全てをふうまくんに預けていました。でも、ふうまくんが離れる可能性もあったわけで、離れない判断をしたのはふうまくんだけど、でもふうまくんなら受け止めてくれる絶対的な自信があったからこその預け方でした。あれはふまけんにしかできない。

ふうまくんもふうまくんで、ずっと離れないけんとくんにやれやれみたいな笑顔してたけど、その笑顔がこれまで見たことないくらいの幸せそうな笑顔だったよ。

 

最終日にマリウスが来るのも、出来すぎた物語かなって思うんですけど、現実に起こっているのがSexy Zoneだなって。

そもそも、もう卒業してから1年たつのに永遠にSexy Zoneは5人だと示してくれることも、双方で連絡を取り合っていることを共有していることも、本来はありえないこと。

そりゃ、こんな記念すべきライブにマリウスが来ないわけないと思ってたよ。

マリウスの声が聞けるかもしれないって思っちゃってたよ。

でも、それを現実にできるのは5人がこれまで積み上げてきたものであって、当たり前じゃないこと、これからも忘れたくない。

Sexy Zoneと叫べる最後の日に、わたしたちはマリウスのWe are!!の音頭でSexy Zone!!!!!と叫ぶことが出来ました。こんな奇跡みたいなこと、Sexy Zoneじゃないと起こらない。

Sexy Zoneってもしかして奇跡の具現化なのかもしれない。

 

 

 

これはわたしたちのためのライブじゃない。Sexy Zoneのためのライブだったんだと、今このまとめを書きながらそんな風に思っています。

 

 

 

このライブが終わってしまったあと、寂しさで溺れるんじゃないかと思っていました。でも実際に溢れたのは寂しさではなくて幸せの感情でした。あんなにも多幸感で溢れていたのは、そこにあったのが、寂しい、悲しいよりもっと沢山の愛だったからだと思います。

 

Sexy Zoneってね、きっと、愛でできてるんだよ。

 

 

 

 

 

最後に。

改名すると発表されたとき、もうSexy Zoneと叫べないことも覚悟しました。もう一度Sexy Zoneと呼ぶ機会をくれてありがとう。

Sexy Zoneという名前は変わってしまうけど、この12年間Sexy Zoneという名前と歩んできた日々と思い出は永遠です。

Sexy Zoneと呼ばせてくれてありがとう。


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We are Sexy Zone 🌹🌹🌹🌹🌹

 

 

 

 

 

PS

ふうまくん、久しぶりにけんとくんから"ふうま"と呼ばれてどんな気持ちでしたか?どんな表情をしていましたか?わたしの距離ではそのときのふうまくんの表情は見えなかったので、いつかどこかで話してください。待っています。